「美は細部に宿る」家
「美は細部に宿る」という言葉がありますが、H邸はその言葉をそのまま実現してしまったような住まいです。たとえば、板の断面に鑿(のみ)を入れ、まるで彫刻のような仕上げになっているリビングの棚板。このような細部の美しさの一端に触れただけで、住まい全体の美しさも同時に見えてくる、そんな住まいです。とはいえ美しさは見た目だけではなく、キッチンの床を一段下げ、カウンターに座るひととの目線をぴったりと合わせるように施工するなど、ここでも細部へのまなざしが暮らしを美しく仕上げています。どうぞ写真をじっくりとご鑑賞ください。