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建築デザイナーのブログ | 輪崎 智美
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2022/08/21

耐震の指標値は?

こんにちは。

久しぶりに耐震診断にお伺いしてきました。

豊田市の無料診断を受けられる対象は昭和56年以前の木造のお宅です。

(その他増築や鉄骨の補強など諸条件ございます)

その時に「耐震をはかる基準とはどんなものなのですか」というご質問をいただきましたので、すごく簡単にご説明させていただきます。

今回お伺いさせていただき計算するプログラムは国土交通省による「木造住宅の耐震診断と補強方法」に基づくものです。

こちらを参照したプログラムにて計算させていただいた場合の判定値の指標としては「1.0」が基準となります。

大規模な地震(震度6強から震度7クラス)の地震に対しての判定の目安としてご覧ください

 

判定値
(上部構造評点)
判定
1.5以上
倒壊しない
1.0以上~1.5未満
一応倒壊しない
0.7以上~1.0未満
倒壊する可能性がある
0.7未満
倒壊する可能性が高い

正直なところ、昭和56年以前のお宅では上記の0.7未満に該当する場合がほとんどです。

地震に対して安全な構造となるよう、耐震改修工事をお勧めさせていただくことになります。

 

今回のお宅では押し入れの天袋の上部の板をずらして、小屋裏の様子も確認させていただきました。

こんなところから入れるの!?とびっくりされました。

(個人的にはもっと筋力を鍛えて、先々まで天袋に登れるよう努力しようと心で思いながら・・・)

それはさておき、小屋裏の様子を写真にパシャリ。おうちの方にご説明させていただきました。

数十年住んでいるのに未知の世界でしたとおっしゃっていただきました。

長く愛着をもって過ごしていただけるよう、少しでもアドバイスさせていただけたらなによりです。

お盆などで家族と話す機会も増える時期と思います。ご自宅の健康診断を兼ねて、豊田市の耐震無料診断制度をどうぞ前向きにご活用下さい。

この記事を書いたスタッフ
輪崎 智美
営業部次長、建築デザイナー
輪崎 智美(わざき ともみ)

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