こんにちは、
家づくりを考え始められたお客様に、いつも最初にお話ししています。
早いもので家づくりに携わって40年余りが過ぎました。
家が住む人に出来ることって何でしょう。
言い方を変えて、こうすればご家族が必ず幸せになる家づくりって何でしょう。
素晴らしいデザイン?
最先端の設備機器?
より広々した家?
コンパクトな家?
贅沢な何かのある家?
etc.
ずっと考えてきましたが、どなたにも当てはまる、これだという物はそうそう見当たりません。
そうです、ご家族の幸せやご要望はご家族の数だけあるからです。
結局、ご家族のお幸せはご家族で作り上げるもので、家づくりで何かしたら絶対お幸せになれるわけではありません。
たいていの新築住宅は、キレイで断熱性もよく明るくていいのですが、そこはご家族が寝起きをして、お子様を育てる場所であって、カフェでもなければ事務所や公民館、病院や学校とは全く違う場所なのです。
キレイなだけでは、、、
唯一どのご家族にもさせていただけるとすれば、「家族の健康を害さない」「健康になる」家づくりです。
「自然素材の家」とか「健康住宅」がもてはやされていますが、全くその通りです。
健康を害さないために、どこまでこだわるか!
たとえば、せっかく無垢材なのに化学物質系塗料を塗ってしまっては自然素材を使っているだけで、住む人の健康にはどうでしょう。
設備機器や家具などの多い現在の家づくりですが、少なくとも建物の躯体と仕上げ材には一切の化学物質や石油製品の含まれない材料でできるはずです。
全ての建築材料は国の基準をクリヤーしています。
基準値以下としても石油製品や化学製品が含まれていない方が「住む方の健康を害さない」のは明らかです。
自然や健康を考えると地域材での家づくりになるお話は次回に!
ではまた。