こんにちは
工事部の山内です。
暖冬のなかですが、一雨ごとに暖かさがましてきていますね。
新型コロナウィルスの影響で、自宅で仕事をする”テレワーク(在宅勤務)”が注目されています。
ところが、子供には独立した部屋を用意していても、親にはリビングダイニングのような家族との共有スペースしかないため、落ち着いて仕事に取り組める環境がないことがおおいものです。
そんなとき、
「居心地がよい書斎があったらいいな」と、
きっと思うはずです。
弊社のお客さまの場合でも、住宅への数々の要望のなかに書斎を入れる方の割合は高くなっています。
とくに旦那さまから希望が出されることがおおいのですが、奥さまは書斎をつくるくらいなら、「もっと収納スペースを増やしたい」とか「リビングを広くしたい」という希望を持たれることが多く、プランニングを繰り返すなかで、ご家族全員が納得するようにいかに工夫するかが、私どもの腕の見せどころになります。
このように旦那さまが書斎を欲しがる一方で、奥さまは共有スペースの充実を優先する傾向が生まれる原因は、女性は外交的で男性は内向的という男女のコミュニケーションスタイルの違いにあるのではないでしょうか。
たとえば、奥さまは旦那さまが帰宅すると、
「ちょっと聞いてよ」
「今日はこんなことがあった。あんなことがあった」
という話を始めます。
しかし、男性としては、
「なんで、そんな細かいことまでいちいち人に聞かせるのか」とか
「それで、この話のオチはどこにあるのか」
などと思いながら迷惑そうな表情で生返事をしていると、
「あなた!わたしの話を聞いているの?!」
と詰め寄られることになります。
そんなときに、男性はしみじみ思います。
「逃げ込んで一人の時間を過ごせる書斎があったらな」と。
男性は、疲れを癒やしたり考えごとをしたりする場合、他人とのコミュニケーションをとるよりも、自分自身と向かい合える一人の時間を欲しがる傾向が強いですよね。
そこで、家を建てるときに自由設計の注文住宅を選択して、理想の「男の書斎」をつくってみてはいかがでしょうか。お気に入りの書斎にこもって仕事をしたり、休日は趣味に没頭したり、誰からも煩わされずボーッと時間を過ごすことができれば、我が家への愛着もひとしおになるはずです。
そんな理想の「男の書斎」を、お客様と一緒に作り上げた一例をご紹介いたします。
その方は、書斎につぎの3つの条件を出されました。
1 パソコンを使って仕事ができること。
2 本をたくさん収納できること。
3 窓からの夜景を楽しめるような雰囲気のある空間であること。
これらのご要望をうかがって、まずはどのような配置や形が良いかについて話合い、ひと通りイメージが固まったところで図面を起こして、さらに細部についてまでイメージを膨らませていくプロセスを設計段階で繰り返しました。