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ご希望やご予算に合わせて、住まう人の個性に満ちた心地よい空間をご提供する水嶋建設スタッフのブログ
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2012/12/09

地産地消ハウス(その2)

こんにちは、

いよいよ材料が入荷してきました。

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豊田市内(とは言ってもずいぶん山奥ですが、)で育った桧です。

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森林組合さんにい願いして、今度山を見てきますのでまたアップします。

どんな山で、どんな方が育てて、

どんな職人さんが切り出していただいたのか、

出来る限り知りたいので、楽しみです。

 

『いつものわたしの余談』

そもそも、木材は育ってきた環境により近い環境で利用することで、

より性能を発揮してくれるでしょうし、寿命も長いと考えます。

また、この地域ならではの細菌や雑菌にも少なからず抵抗力のある、

DNAを持っているんではないでしょうか。

遠く海外のまったく異なる環境で育った木を、

膨大な運送コストやそのために多くのCO2を発生させて(グリーンマイル)、

わざわざ日本で使うこと自体おかしく思います。

 

日本の7割は森林です。その3割以上が植林だと言われています。

さらに毎年、年間消費量の3倍以上の木材が日本では増え続けています。

綺麗に見える山々も植林された大木ばかりでは、地面に光が届かず、

草や低木が育たず、虫や小動物も生きていけませんし、保水力もありません。

大雨で表土と共に崩れているところを見かけるたびに、

山は死にかけているのではと思います。

 

家づくりは、地域の材料で地域の職人さんが地域の技術で作る!

が基本だと思います。

戦後の高度成長と住宅難で工業化した家づくりは、地域を超えて北から南まで、

ほぼ同じ方法と材料で作られています。

一気に住宅を供給する工場生産のシステムは、

この国の成長に大きく貢献されました。

これが、世界で唯一日本にしかないハウスメーカーさんです。

素晴らしいことですが、伝統的な技術の継承には不向きですし、

日本が唯一自給自足できる森林資源の利用は進みません。

 

もっともっと地域材が地域で使われることを願います。

決してハウスメーカー様否定でも、最新技術の否定でもありません。

規模の差は歴然ですが、切磋琢磨してより良い家づくりを目指したいと思います。

余談でした。続きはまたの機会に。

 

 

 

 

 

 

 

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