こんにちは。
水嶋建設は、木の良さを活かした本格的な注文住宅の設計施工を得意としていますが、同時に地域への貢献という視点を大切にしながら仕事をしています。
たとえば、現在進めている地元高校の武道場の天井撤去工事が、具体的な一例になります。
この工事は、2011年の東日本大震災の教訓を活かすために実施されています。
皆さんもご存じのように、東日本大震災の際に避難場所になった体育館の天井が崩落するという危険な事態が多数発生しました。
そこで、国土交通省が建築基準法施行令等を改正し、吊り天井に関する技術基準を制定した結果、屋内運動場の天井等の安全の確保のために、撤去を中心とした改修を行う指針が出されました。
今回の改修工事も、その指針に従って天井の撤去を行っています。
実際の段取りとしては、既設の天井を撤去したのち、鉄骨の塗装と照明器具の新設、壁の改修等を行っています。
改修前は白い天井材が貼ってありましたが、天井材の撤去後は屋根を支えている鉄骨を剥き出しにした仕上げとなります。
この工事は、学校に日々生徒さんが通っている中でおこなうため、生徒さんへの安全確保に最大の注意を払って進めています。そのため、職人の移動や材料の出し入れは授業中に行い、休憩時間中は極力移動をしないようにしするなどのルールを徹底しています。
また、工事自体で注意点として、すでに利用している施設なので、既存で残す部分へ傷や汚れなどを付けないよう十分に配慮をし対策を講じました。
現段階で、天井の撤去が終わり、鉄骨部分への塗装が隅々まで綺麗にされています。
そして、照明器具等の取付まで完了したので、次は足場の解体という工程になっています。
このように、水嶋建設では地域への貢献のために、住宅建築ではない非木造の建物の新築や改修工事もコンスタントに手掛けています。
そうした住宅以外の工事で培われたノウハウが、様々なかたちで住宅の設計施工にも活かされています。