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地産地消ハウス(その2)
こんにちは、
いよいよ材料が入荷してきました。
豊田市内(とは言ってもずいぶん山奥ですが、)で育った桧です。
森林組合さんにい願いして、今度山を見てきますのでまたアップします。
どんな山で、どんな方が育てて、
どんな職人さんが切り出していただいたのか、
出来る限り知りたいので、楽しみです。
『いつものわたしの余談』
そもそも、木材は育ってきた環境により近い環境で利用することで、
より性能を発揮してくれるでしょうし、寿命も長いと考えます。
また、この地域ならではの細菌や雑菌にも少なからず抵抗力のある、
DNAを持っているんではないでしょうか。
遠く海外のまったく異なる環境で育った木を、
膨大な運送コストやそのために多くのCO2を発生させて(グリーンマイル)、
わざわざ日本で使うこと自体おかしく思います。
日本の7割は森林です。その3割以上が植林だと言われています。
さらに毎年、年間消費量の3倍以上の木材が日本では増え続けています。
綺麗に見える山々も植林された大木ばかりでは、地面に光が届かず、
草や低木が育たず、虫や小動物も生きていけませんし、保水力もありません。
大雨で表土と共に崩れているところを見かけるたびに、
山は死にかけているのではと思います。
家づくりは、地域の材料で地域の職人さんが地域の技術で作る!
が基本だと思います。
戦後の高度成長と住宅難で工業化した家づくりは、地域を超えて北から南まで、
ほぼ同じ方法と材料で作られています。
一気に住宅を供給する工場生産のシステムは、
この国の成長に大きく貢献されました。
これが、世界で唯一日本にしかないハウスメーカーさんです。
素晴らしいことですが、伝統的な技術の継承には不向きですし、
日本が唯一自給自足できる森林資源の利用は進みません。
もっともっと地域材が地域で使われることを願います。
決してハウスメーカー様否定でも、最新技術の否定でもありません。
規模の差は歴然ですが、切磋琢磨してより良い家づくりを目指したいと思います。
余談でした。続きはまたの機会に。