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建築デザイナーのブログ
2012/05/18

はっちゃんち 7 きずりってなに?

こんにちは

はっちゃんち工事は順調に進んでいます。

そういえばGWの連休前に屋根工事を完了し、中間検査をパスしました。

中間検査というのは、建物の完成時には隠れてしまう基礎・柱・はりなどの骨組みの構造部分を工事途中に検査し、安全性などが基準に合っているかどうかをチェックするものです。

こちらに合格しないと、次の工程には進めません。

筋かいやそれを固定する金物なんかもあとからではわからないですものね、

 

屋根完了033.jpg

 

中間検査が終わりましたら、きずりを打ちつけて防水処理後、サッシを取り付けです。

大工さんにはゴールデンウィークも休みなしではいっていただきました。ありがとうございます。

 

さて「木摺り(きずり)」ってなんでしょう。

チラシの片隅にでてきますが何のことやら、

実はこれは外壁を塗り壁仕上げするための下地として打ちつけるものです。

はっちゃんちの外壁は火山灰100%原料のシラス塗り壁を予定しています。

 

その昔でしたら木摺りというのは横方向に打ちつけたと思いますが、斜めにしてさらに強度を増しています。

こちらも構造的に強度を増す効果がありますが、構造計算とは別のプラスアルファとして、こちらの技術を施工しました。

単純計算で1.3倍の強度になります。

大工さんにとっては結構手間のかかる作業です。。。

隠すのがもったいない、芸術的なできばえです。一週間強の作業、ありがとうございました。

もちろん木で出来ていますので、強度を保ちながら通気も確保します。

 

きずり画像 046.jpg

 

 

きずり画像 047.jpg

 

 

きずり画像 050.jpg

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