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家づくりコラム
2021/03/10

第30回 住まい2050

「石器時代が終わったのは、石がなくなったからではないのですね」
サウジアラビアの元石油相ヤマニ氏の言葉です。
石器時代が終わったのは、青銅器や鉄器などの新しい素材と加工技術が登場したためで、
もちろん、石がなくなったからではありませんでした。

 

世界は2050年までのカーボン・ニュートラル(温暖化ガス排出量実質ゼロ)社会実現をめざし、
石油・石炭・LNGから、太陽光・風力・水力などによる
再生可能エネルギーへの転換を急いでおり、
石油は膨大な埋蔵量を残したまま、主役の座を譲ることになります。

 

日本の二酸化炭素(CO2)排出量の15%を占める住まいも
カーボン・ニュートラルへの改革が進められようとしています。
政府は2025年にも新たな省エネ基準を導入し、
外壁の断熱材、高断熱の窓設置、
高効率の空調や発光ダイオード(LED)照明などの導入を求めようとしています。
産業界も住まいも「2050仕様」への転換が迫っています。

 

そこで改めて注目されるのは「ZEH」(ゼッチ=Zero Energy House)。
1年間の消費エネルギーより住宅でつくったエネルギーのほうが多い、
または差がゼロになる住宅のことです。
太陽光発電と蓄電池を備え、省エネ機器と断熱性の高い住まいで
カーボン・ニュートラルを実現するとともに、月々の光熱費も削減できます。

また、東南海地震の影響が懸念される中京地区では、
ライフラインが被災するなどの万一の非常時には、自前の電力が暮らしを支えてくれるのもメリットです。

 

石油時代の終わりと、再生可能エネルギーへの大転換。
2050に照準を定めた2021年。
なんだか今年が21世紀の本当の始まりのような気もします。

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