住宅情報誌を読んでいたら、
傍目には喜劇の、当人には悲劇の「建てたあと、こんなところに困った」という
特集記事がありましたのでご紹介します。新築やリフォームをご予定の方はぜひご参考に。
- 困った!『家中延長コードだらけ』
コンセントの位置が悪く、あったとしても家具などにふさがれて使えない。
その結果、延長コードとタコ足配線で見栄えが悪くなった。
家電の多さをプラン時に伝えておけばこんなことにはならなかったのに。
- 困った!『トイレの音がダイニングに漏れる』
ダイニングの近くにトイレを配置してしまって、
食事中にも水音などが漏れ、食欲減退。なるべく2階のトイレを使うルールに。
ダイニングとトイレの間に廊下さえ設けておけば、こんなことにはならなかったのに。
- 困った!『珪藻土が好きすぎてキッチンの壁も珪藻土に』
漆喰とか珪藻土とか、健康に良く消臭機能もあるというのでキッチンにも。
これが大失敗。油跳ねで壁はしみだらけに。
自然素材も適材適所というものがあるというのを、無視してしまったばかりに。
- 困った!『家のイメージでつい2階建てに』
「家は2階建て」というイメージというか、思い込みがあり、
ほとんど使わないのに、なんとなく2階建ての家に。
物置スペースでしかなくなった部屋を見て、平屋にしておけばよかった。
- 困った!『外構(庭づくり)の費用を忘れてた』
間取り決めには真剣に取り組んだのだが、
外構のことはすっかり忘れてしまって。予算ももうなく。
土がむき出しの庭(予定)を眺めながら、ため息ばかり。
いかがですか?ついつい笑ってしまいますよね。
でもいざ当事者になったら、これはとても笑えない。
このようなことのないよう、
建築デザイナーや設計士とは、じっくり時間をかけてお打合わせを。