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家づくりコラム
2019/06/10

第9回 古民家?誇民家!


 
 
古民家は文字どおり「古い」。
一般的に、古さは「弱さ」や「脆(もろ)さ」を想起するから、
古いものは、使えない、役に立たない、不用物に押しやられる。
となると古民家の「古」はやはり弱い・脆いのだろうか?
 
「皆さんそう思いますよね。私もそうでしたから」
彼女が受け継いだ築125年の古民家をリフォームして暮らしはじめて1年。
アイランドキッチンは、料理はもちろん料理の準備も楽しめそうだし、真っ白な漆喰の壁も美しく、印象的だ。
当初の心配をよそに、家族はみな喜んでいる。
招いた友人たちのだれもが「素敵なお住まいね」と声をそろえる。
そして天井を見上げて、「あっ」と息をのむ。
「そう、この梁の価値に気づいたのがリフォームのきっかけなの」
 
それまでは建替えるつもりでいた。それはごく当然な選択だと思った。
どんな住まいにするか雑誌をめくっていると、ある記事に出会った。
女優の浜美枝さんの住む古民家の紹介記事だった。
そして読めば読むほど、自分の受け継いだ家が彼女の家とそっくりなことを理解した。
 
古民家で使われているような太い柱や梁を、
同じような太さの木材をいま入手するにはかなりの費用がかかり、そもそも手に入らないケースが多いこと。
 
古民家はシックハウスやアトピーの原因物質を含む建材が使われていないため健康住宅といえること。
 
ある研究結果によると、樹齢100年のヒノキの強度は、2、3百年は変わらないといわれ、
ケヤキでも強度が落ちるのは8百年あたりからとか。
 
「調べれば調べるほど私が受け継いだのは、古い家じゃなく『財産』だったのよ」。
人を自宅に招くことが大好きな彼女は、パーティの乾杯時に必ず言う言葉があるそうだ。
 
「ようこそ、誇民家へ!」

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