COLUMN

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家づくりコラム
2019/01/11

第4回 カイダン


 
 
あなたは家づくりにどんなこだわりをお持ちでしょうか?
「私はぜったいアイランドキッチン」
「僕は書斎だな。どんなに狭くてもいいからさ」
たいていはそんな返事が戻ってくる。
でもその人の場合は「カイダン」でした。
 
「カイダン?」
「そ、カイダン」
「カイダンって、あの階段?」
不審な表情をしていたのだろう、「じゃ、見に来る?」
というわけで、たまたまふたりとも時間の空いていた平日の午後訪ねることに。
 
「どう?」
「おお!」
それは素晴らしいカイダンでした。ダークな木質の肌がつやつや輝いている。
上り下りのふたりがゆうゆうすれ違えるほど幅もある。
24帖ものリビングダイニングにそれは、長方形ABCDのAとCを結ぶ直線のように伸びている。
「まるでオブジェだな」
「おそらく一生に一度の家だから、誰に遠慮することなくわがままを貫いたわけ」
「でも家族にとっては『無用の長物』って恐れもないわけじゃない」
「僕もちょっと心配したけど、杞憂だったよ」
といって、飾り棚にある3枚の写真を見せてくれた。
 
そこには階段に座った親子5人が写っていた。
子どもたちが小学校に上がる前、小学校時代、中高生の今の3枚。
写真には、一番小さい子がいつも一番上で、いつも一番前で彼が神妙な顔で写っている。
それはまるで、首相官邸での内閣の組閣記念写真みたいに。
「僕のわがままがまさかこんな風に役立つとは、ね」
 
さて、もう一度質問します。あなたのこだわりはなんですか?

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