COLUMN

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家づくりコラム
2018/11/11

第2回 家づくりノート


 
 
「みどり色っていうと、何を想像する?」と、彼女が聞く。
「そうだな、新緑の山とか、きみは?」
「私はエメラルドグリーンの海!」
「あれ?同じみどりなのに、ずいぶん違うもんだね」
「そうなの、それが私が家づくりノートを始めたきっかけなの」
といって一冊のノートを見せてくれた。
表紙には『私の家づくりノート2015~2016』とある。
 
ページをめくると、
手描きの図面(何度も何度も書き直したものがいくつもある)のほか、
雑誌の切り抜き(古いカフェのカウンターや椅子)やら、
海の写真(沖縄?)やら、押し花までさまざまなものが貼り付つけてある。
なかには「ぜったい!書斎」の走り書きも。
「これ、主人のこだわりね(笑)」
つまり、家づくりノートは、住まい方へのこだわりや自分の好み、
夫の希望などを正確に建築プランナーに伝えるツールだったのだ。
「これで私がみどり色っていうと、プランナーさんにエメラルドグリーンと伝わるわけ」
 
コミュニケーションはむつかしい。
正確に伝えたはずなのに、出来あがってきたものに
「ちょっと違うなあ」と感じることは日常生活でもよくある。
でもそれが何千万円もかけた家だったら。
なんか違うなあと思いながら暮らす家は住みづらい。
 
「つまりこういうことなの」と彼女。
「私は建築プランナーじゃないけど、建築ノートを共有することで、
私の頭の中が建築プランナーさんの頭と腕のなかに引っ越すの」
 
彼女の家はどんなんだろう。
彼女の笑顔からすると見なくてもわかるような気がした。

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